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子どもの皮ふ病

子どものスキンケア

新生児~乳幼児のスキンケアが大切なのは、皮膚の健康な状態を保ちアレルゲン(アレルギーの素になる物質)が体の中に入らないようにするためです。
基本は①洗浄 ②保湿 ③紫外線対策 プラス夏季は④虫刺され予防です。
(②保湿剤は医療機関で処方出来るものがありますが、①石けん、③日焼け止め、④虫よけ については医療機関で処方できるものはありません。)

①洗浄~石けん~

子ども向けや低刺激の石けんを泡立てネットなどでしっかり泡立てましょう。元々泡タイプでもよいでしょう。
その泡をタオルやスポンジなどは使わず素手で子どもの肌をもむようにして洗いましょう。
最後にぬるめのお湯で皮ふに石けんが残らないよう十分洗い流してください。

②保湿

保湿剤をできれば1日2回、入浴後と朝の着替えの時にたっぷりぬりましょう。(ぬった部分がテカっと光り、ティッシュが貼り付く程度)
医療機関で処方できるものと、市販されているものがあります。
市販されているものを選ぶ場合は子供用のものを中心にして、植物・食品由来の成分入りの製品はかぶれることもありますので注意しましょう。

③紫外線対策~日焼け止め~

帽子や日除けなどによる対策と日焼け止めをぬること両方とも大切です。
生後6ヶ月以降は小児用の日焼け止めをぬりましょう。
「ベビー用」「子供用」「低刺激・敏感肌用」と表記された製品を選べば安全性が高くなります。日常生活ではSPF20~30、PA++で十分で、2~3時間おきにぬり直しましょう。

④虫刺され予防~虫よけ剤~

子どもに使いやすいのはイカリジン製品です。
顔などに使う前に腕の内側などに試してから使いましょう。
また、汗で流れてしまうので2時間程したら付け直すようにしましょう。

使用する順番は②保湿剤→③日焼け止め→④虫除け の順です。

乳児脂漏性皮膚炎

生後1~2か月から半年ぐらいまでの赤ちゃんの頭や顔を中心に黄味がかったかさぶたや赤みが出ます。
軽ければ刺激を避けた洗浄と保湿などのケアで自然に軽快していきますが、症状が強い場合には弱めのステロイドのぬり薬が必要な場合もあります。

手足のイボ・たこ・ウオノメ

子どもの手足の硬いものはタコやウオノメに見えても大半がウイルス性のイボですので、<イボ>の項目をご覧ください。
足の裏にイボが多いのはどこかで踏んでうつってくるからなので、夏が過ぎると増えるのはやはりプールの影響だと考えられます。

水イボ

小学校低学年までの子どもに多く、ウィルス性でうつります。
腋の下や胸背中などに出来る白い小さな光沢のあるプツプツです。
特効薬の塗り薬がないため、局所麻酔のシールを貼った上で水いぼピンセットで取る治療です。
自然治癒を待つという考え方もありますが、周囲に拡がる場合も多いので早めに取ることをお勧めしています。

とびひ

鼻を触った手などであせもや虫刺されを引っかいたりした時に、皮ふ表面で細菌が飛ぶように拡がります。
あせもだと思って手持ちのステロイドのぬり薬を塗ったら広がった、というケースも多いです。抗菌剤の飲み薬とぬり薬が必要になります。

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